- 和順 野沙里 イチョウ
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- 指定番号 : 天然記念物 第303号 (1982. 11. 4)
- 規模 : 1周 314㎡
- 年代 : 800年
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- 所在地
- 全南 和順郡 二西面 野沙里 182-1외 4筆地
イチョウ科に属する落葉高木で、公孫樹または葉が水掻きの様子に似ていることから 鴨脚樹と呼ぶ。病虫害と公害に強く、長寿木として知られている。中国遠山鐘として葉は好生するが、短い枝から群生したように見え、扇の形で、脈が羽状に分かれる。長い枝の葉は深く分かれて、短い枝の葉は端がまっすぐなものが多い。 花は短い枝に垂れ、スモモの花として5月に葉と一緒に開く。実は黄色で、食用として使われる。実を結ばない雄の木と実を結ぶ雌の木は雌雄異株である。韓国では郷校、堂山木として多く植えており、都市の街路樹として多く利用されている。 ここのイチョウは成宗年間(1469-1494)に村が形成されつつ植えたと伝わるが、これより遥か昔800年余りの樹齢を持っており、木の中心が腐って瞳孔が生じたが、ここに在来の蜂が生息している。一説によると国運の隆盛と国の和平を知らせ、時には泣く音を出して、戦乱と国の不運を知らせたという。これにより、村の人々は神木として仕え、毎年小正月になると堂山祭をしている。 木の一カ所は7-8cmの長さの乳柱が伸びており、木の幹の横にオ厶カジが沢山生えている。オ厶カジは幼い木には芽生えづらく、古い木にだけその生殖作用によって芽を出すのである。高さが31m、周囲は9.4mであり、樹冠の広さは東に7.3m、西に9m、南に13.2m、北に9.2m伸びている。